アドバイザー

資材置き場としてご契約後、いざ使い始めてたらに大きなクレームが入る、ということがないように失敗しない土地選び、今回は資材置き場編で土地活用営業歴12年の私、林がご紹介します。

Point 1 近隣に住宅が少ない場所を選ぶ!

資材置場として利用する上で避けられないのが「音」。現場へ向かう前の資材の積込や、戻ってきてからの資材の積み下し時に出る音は、いくら気を付けても発生してしまいます。隣地や周辺に住宅があった際はそんな音がクレームに繋がる事も。クレームを未然に防ぐ為、近隣に住宅が少ない物件を選ぶことが大切です。

Point 2 日照に注意!

土地を資材置場として利用する際に、盗難防止の観点から万能鋼板やフェンスを使って囲いを設置する会社が多いのですが、あまり高い囲いを設置すると隣地と日照の面でトラブルになるケースがあります。

当社の管理事例として、資材置場として利用した会社が約3mの囲いを万能鋼板で作成したところ、隣地の畑を耕作している方から、日陰になり作物に影響があるから撤去してほしいと要望があったケースがあります。

Point 3 市街化調整区域を選びましょう!

原則建築物を建築できない市街化調整区域は、建築物が少なく上記のようなトラブルになりにくい土地が多いため、物件を探す際は市街化調整区域の土地がお薦めです。

加えて、市街化調整区域は建築物が建築可能な市街化区域の土地に比べ賃料が安価に設定されているケースが多いので、経済的な面でもお薦めできます。

Point 4「契約前」の近隣挨拶が大切!

当社は土地を契約していただくにあたって、借主様に近隣へのご挨拶を推奨しております。事前のご挨拶は、利用開始後のトラブル防止という観点で非常に重要です。
そして、ご挨拶のタイミングは「契約後」ではなく「契約前」に行う事が大切です。正確に言うと、申込等をして契約交渉が進んだ段階、ですね。

なぜかというと、契約後にご挨拶をした場合に、万一近隣で利用に良い顔をされなかったりトラブルに発展しそうな住民の方がわかったとしてももう遅いからです。

契約前であれば、契約迄に住民の方の理解をいただいたりもしくは契約を締結しないという選択肢を選ぶことができます。

日々の業務の中そのような時間を作るのは難しいですが、そのようなひと手間が土地を安心して利用することに繋がります。